公園の便所で待ち合わせする出会い女

ワクワクメールやハッピーメールには常軌を逸する女が登録してくる。

特にアダルト掲示板に書かれる投稿は凄いものがある。注意しておくが、アダルト掲示板は基本的に援助交際や割り切り目的と称したデリヘル業者がかなり多い。

今回の話はそう言った業者以外のアダルト掲示板に書かれる素人女性についてだ。

まず私が興味本位で返信して実際に出会ってインタビューした女。

この女は今すぐ会いたい板で、埼京線のとある駅の障害者トイレで脱いてくれると言う話だった。驚くのが500円と言う激安価格。ワンコインフェラである。

いくらなんでも自分の価値を落としすぎじゃないか?それとも相当ヤバいレベルの女が来るのか?私は抜いて貰いたいと言うより、純粋にこの女性の話を聞いてみたくて返信メールをしていった。

その旨を了解したから出会いたいとの趣旨を書いたメールを送信するとレスポンスは驚くほど早かった。10秒くらいだろうか。出会い系サイトでこのメールレスポンスは正直言って異常事態である。

とにかく俺はこの女と埼京線のある駅のトイレで待ち合わせる事にした。方法はシンプルで男性用の障害者トイレに俺が先に入っている。

女からメールが来て軽くノックされたら鍵を開けると言うシンプルな約束。

コンコン。

女が来やがった!この時の緊張は今でも覚えている。そっとドアをスライドさせると、、、

俺は人生で始めて顔が歪むほどの後悔を味わったかもしれない。

目の前には推定80歳はいっているであろうお婆ちゃんが立っていたからだ。

○さんこんにちは!早速、脱いてあげましょうか。

虚しさを通り越して怒りすら感じてきたな俺。もちろんお婆ちゃんに対してでは無い。自分の軽率な行動についてだ。

俺はお婆ちゃんに今日は抜きは良いからコーヒーでも飲みに行きませんか?と誘った。嬉しそうに笑うお婆ちゃん。但し、コーヒーも良いけど500円は頂戴ねと言う部分はしっかりしてるなと思ってしまった。

近くのドトールでインタビューしてみた。何でもお婆ちゃんは、昔は吉原で働く風俗嬢だったらしい。彼女自身は今は未亡人で年金暮らし。少しでも生活の足しになればという気持ちと、純粋に年は取っても生涯現役でいたいと言う気持ちが強いらしい。

なんだかお婆ちゃんの明るい喋り方を聞いていると、とても前向きになれた。やってる事はクズに近いが一応は理由もある。

世の中には実に色々な考えを持っている人がいるんだなと実感した一日だった。