勝ち組サラリーマンとブラック企業でコキ使われる負け組リーマンの違い

最近のサラリーマンは本当に二極化して来たと感じる。まず、イケてるサラリーマンだが大学時代からサークルのリーダーなどを務めスポーツも勉強もトップクラス。そのくせイケメンで爽やかだから人望がある。

所謂、リア充スーパーサイヤ人って所だな。そして、大学を卒業すれば一流企業への就職だ。とにかく金融、商社、勝ち組IT企業など今の旬な一部上場企業に就職する者ばかりだ。

そして、出来る男は20代後半んに入る辺りから既にリーダーシップを取り出す。更に学生時代に培ったコミュニケーションスキルや人脈などを活かしてガンガン仕事を成功させ出世して行く。

この期間に恋愛をし、結婚する者も少なくない。彼等は学生時代に女遊びを沢山経験して来たので今更キャバクラや風俗にハマって散財するなんて事も無い。

とにかく、誰の目から見ても勝ち組な人生を送る。

方や、大学すら行かずにフリーター生活を続けて気付いた時には二十歳を超えている男。こんな男はとにか地味で少人数の中でしかし活躍出来ない。そして、スケール感が小さくバイトリーダーになったくらいで有頂天になってしまう。

そして、将来に何の役にも立たない趣味に金を使い外食三昧だ。例えばパチンコやパチスロ。買った時は高級焼肉を喰らい、負けた時は松屋。この二択の食べ物しか食べないから味覚が無い。

そんな彼も、周りの人間がどんどん就職して行くのを見ると耐えられなくなる。そして、スマホで見つけた怪しい求人募集で適当なIT企業などの面接を受けてみる。

その会社は超絶な「ブラック企業」で2ちゃんなどで噂されていても、「就職と言う言葉」さえ貰えればお構いなし。

そして、理不尽すぎるブラック企業の毎日。仕事は朝の怒号での朝礼から始まり、超絶なノルマを負わされる。もちろん、ノルマが達成できなければ給料は減らされる。

当然、何の知識もスキルも無いフリーター上がりだからノルマなんてのは達成不可能。そして、給料日。契約には月20万程度の手取りと書いてあったが、実際に振り込まれるのは数万円だ。ブラック企業の悪質さを本質的に知る事になる。

この様なフリーターからのブラック企業サラリーマンの生涯賃金は恐らく一億円にも届かないだろう。

一方、一流企業のサラリーマンで出世した人の生涯賃金は少なくとも3億から6億程度はある。

つまり、負け組サラリーマンは勝ち組に比べて1/3程度の人生の楽しみしか送れない。

もちろん、負け組リーマンは結婚なんて死ぬまで出来ない。仮に出来たとしても、少ない給料を皿に食い潰すとんでもない読めだったりするからな。

この格差は、恐らく更に拡大するだろう。何故なら、大手企業と中小企業の実力の差が明らかになって来ているからだ。そもそも、資本力が桁違い過ぎるので良い人材が大企業に流れるのは当然。

この格差の結末が俺は怖い。もしかすると、日本の治安に直結するかもしれないからだ。